舞台挨拶
本来限られた少数しか見れないものを全国中継してくださったことに、
まずは、感謝を申し上げたい。
決断してくださった方々、中継してくださった映画館様に
心からありがとうを!

初日 一回目
音声とホワイトのチェックをするとこからもう中継されてて
少しずつドキドキが高まっていったし
舞台挨拶が終わってフォトセッションや鏡開きも中継してくださったし
会場にいる人が見ているものと同じものを見せてもらえて本当にうれしかった。

二回目
見る前だから、ネタバレ的に難しいのか短めだった。
一回目と違う話もあったんだけど、
舞台挨拶が始まる5分前にスマホがないことに気づいて動転してて、記憶が。。
鈴木亮平さんが智くんの立ち回りの覚えかたが独特で
相手の「手」に対して「手」を返す自分とは違って、智くんは
自分(鈴木)が間違えてそこに刃物がなくてもあるように避ける
って話してらっしゃったのくらいしか憶えてない。。。

※トイレに置き忘れていたスマホはサービスカウンターに届いてました。
届けてくれた方にただただ感謝。


2日 大阪
知念くんが、智くんの魅力を語るコーナー(?)で力説してた(笑)
マニアックなところを引っ張ってきて
やっぱりサトシックマスターは違うなと。
DVDをひっぱり出して見た人多いんじゃないかな(笑)
マスターが言えば言うほど、
智くんの顔が恥ずかしそうにくしゃくしゃになっていって
かわいかったな。
会場からトップシークレットの腰回しをやってくれとリクエストがあったときの動揺も笑ろた。

指相撲は知念くんの大勝利だったけど
もし負けたら、トップシークレットの腰つきをやる、なんて罰ゲームがあったら、智くんが勝ったかも(笑)
なんて思ってしまった。
中継では手元がアップになってだけど、
会場の人が地味すぎてわかりにくかったんじゃないのかな?f^_^;

札幌に行きたいと言いつつ札幌を引くって、すごいな~。
「知念の家」って小声で言ってるマスターも可愛かった!
智くん、知念君ちに遊びに行ってあげて(笑)



無門の鼻唄
試写会で初聞きのときびっくり。

いやだ~
いやだよ~
こびきさんはいやだね~
牡牛の寝たよな クソた~れ~る~


次からは何回きいても、
なんなんだろ? 誰?
って思っちゃう。
ネットで検索しても出てこないし
原作にもなさげな感じだし・・・
オリジナル?

友達が教えてくれました。
「秩父木挽唄」っていう仕事唄に近いらしいです。
それにしても、糞の描写がすごいなぁと(笑)
想像して、吹き出しそうになった。




「ようも我が女房を危うい目に遭わせてくれたな」
どこ行った~!?
予告2にある
このセリフ結構好きだったので残念。
試写会のとき、来るか来るかと待ってたけどなくて
まさか聞き逃したかと友達にも確認したくらい。

原作読んでわかったけど
これって、十二家評定に向けて言った言葉だったんだね。
映画では「ようも我等を踊らせてくれたな」だったとこ。

「ようもわが女房」が「我等を」に変更されたということから
監督が無門をより人間くさく描こうとしたのかなと思った。

「我等」とは、自分とお国、
そして一緒に戦った伊賀者、そして平兵衛も入っているのではないかと思った。

「女房を危ない目に遭わせる」
これは、危険に晒されたことへの単純な怒りだけれど
「踊らせてくれた」
という言葉には、バカにされた、利用された
という、プライドを傷つけられたというニュアンスを感じるからだ。



「わしが直々に戦場でおのれが首を落とし、おのれが名を地に落とした上で地獄に落とす」

戦をやめるよう術をかけるつもりが、失敗。
女子供まで容赦せず首を切り落とすという信雄に、キレる無門には背筋がぞっとする。
唯一大切な存在であるお国の首を落とすと言われて
激昂するかと思えば、 「言いやがったな」と呟き、不気味に笑う。
殺してしまうことなどたやすいが、それだけでは足りない。
命だけでなくその「名」すら貶める。
声にも動作にも表すわけでもないが、その瞳の奥に闇が揺らいでた。
怒っているというよりは、もはや憎悪の目。

ちょっと同じような目をした彼を思い出しちゃったよね。



忍びと侍
ふしぎなことに、初めて見たときには
「理」や「義」がある侍の言うことに共感したし、感動もした。
北畠具教と大膳
大膳と信雄
感極まって泣いたりしちゃったけど
流石に、3回目、4回目とみると、侍ターンが退屈になってきた。
でも、無門とお国のやりとりや
築城や合戦、忍びターンは何度みても面白いのがふしぎ。
山を駆ける忍びも
逃げるときは道を歩いてるのに、合戦に行くときには
ガチ直線だし、走りながらどんどん黒くなって行くのが
毎回違う人を目で追ったりして、
見るほどに面白くなってく。

あと、木人。
見るたびに愛着が湧いてきて
最初、マスコットキーホルダーひとつしか買わなかったのに
4回目の後に買い足してしまった。(笑)



「わかったから もう怒るな」
信雄を仕留めにきた無門を阻む平兵衛
「わしが死んでも伊勢のものには手を出すな」
と言う平兵衛の言葉に
「わかったわかった」と流す無門。
周りの忍びからも「そんなわけなかろうが」という声が聴こえたけど
無門も見逃すつもりはなかった気がする。
伊賀一というのだから、互角に戦える相手は少ないだろう。
確実にどちらかは死ぬ。
ひとつ間違えば死ぬのは自分かもしれない。
紙一重の死闘の中で平兵衛の思いのかけらを受け取った気がした。

映画のあとで、流し読みをした感じだと
お国を危険に晒す事態を招いた十二家評定への怒りが膨れ上がり
そちらを優先したってニュアンスになっていたけど

私は、何度見ても
平兵衛と無門は戦いを通して何かしら繋がった気がしてしょうがない。
険しい表情で戦っていた二人が
ふっと緩い顔になってお互いの力量を認め合ってた。

牢での会話で
「銭より大事なものがこの世にはあるのだ」
という平兵衛に対し
「わかってたまるか」と呟いた無門
自分の中にもそれが芽生えかけているのを感じつつも
それから目を背けてたんでしょ、と思えてならない。

瀕死の平兵衛が降り下ろした鞘をよけなかった無門。
勝敗は決まっており、容易によけられるのに。
鞘が木っ端みじんになったときの無門の平兵衛を見る目が好きだ。

平兵衛に「もう怒るな」と言う無門の顔が切なすぎる
殺した平兵衛を哀れに思っているのが既に周りの「忍び」連中とは違う

平楽寺で、上忍のひとりを刺したのが
平兵衛のくない(短剣)だと気づいたとき、はっとした。
刺したあと、平兵衛のくないをしばらく見つめる無門に胸が熱くなった。



「虎狼の輩か」
共に戦い、伊賀を守り、
今、連れ立って帰ってきたばかりの者どもが、金の為に自分に刃を向ける。
以前の無門ならば、それが当たり前だと感じただろう。
しかし、「人」が芽生えてしまった無門は、
ほんの一瞬落胆してしまったのかもしれない。
そして、「ああ、そうだった、こういう奴らだったのだ」
そもそも腹を立てることがまちがっているのだと悟る。
「来るなら来い、簡単にはやられんぞ」
くらいは思っていたのかもしれない。

本来、お国が無門を守ろうとしたことは、嬉しいことの筈だが、
そんな脅しが通用する輩ではないことがわかり過ぎている無門の顔には戦慄が走る。

お国さん、小茄子を忍び衆に向ってなげろ!
マジで思ったよね。
そんな、一瞬の隙さえあれば、無門ならお国を助けて逃げられたと思うもん。


「名前なんてないんだ」
武家の娘のお国は本当の名を告げぬ無門に苛立っていたが
それを問われる度、
「あるなら即座に教えとるわい」って思ってたかなとか
なんだかんだ誤魔化しながら辛かっただろうな、と思う
鼠の修行に出くわし、情けをかけるお国に
「鼠は鼠だ」と説明するとき、俺だってって顔してた。
伊賀が続くかぎり、そういう子供も増えるってことよね。

下忍は道具。
元々誰からも人間扱いなどされない。
名をたずね、人として接してくれるのはお国だけだ。



「わしは何と言う馬鹿者じゃ」「おのれらは人間ではない」
お国を無くした無門の言葉は
次郎兵衛を殺されたときに平兵衛が言った言葉と同じだけど

無門の場合は
こんな奴ら(伊賀)を勝たせてしまった...
どんなに叱られようとも逃げていれば...
後悔も混じっていたのでは?

「銭より大事なものがこの世にはあるのだ」
小茄子を叩き壊した無門の拳が言っているようだった。
愛するものを失った今、銭などなんの意味もない。


「おのれらは人間ではない」
はじめから分かりきっていたことで
無門も同じ輩だった筈だけど
この言葉を口にしたとき、
はっきりと線の外にいる自分に気づいたんだと思う。




原作
映画を4回見たあとで
「オリジナル脚本」と原作の一部を読んでみた。
「オリジナル脚本」のことは私は映画「忍びの国」の脚本と勘違いしてたんだけど
これが一番最初に書かれたものなのね・・・あれま。
とばしとばし気になるシーンだけ見ても

原作に「鼠」いない
映画に「鉄」いない
大膳と左京亮の性格反対じゃない?
※「オリジナル脚本」のみ

映画と原作と脚本と微妙にちょっとづつ違ってて、混乱しまくり。
できれば映画の脚本の方を出版してほしかったな~。

あと、
信長に伊賀を滅ぼすよう促したのが無門だったり
平楽寺が襲撃され、ピンチのお国を無門が助けたり
無門がお国の墓に日参していることや
京で今も命を狙われていること
などなど、原作を読んではじめてわかったことがたくさん。

知れば知るほど
智無門で頭の中で想像してしまうので
あー、そこも見たかったな~って思う。
2時間じゃ足りんのよ。
前後編 でもよかったくらいじゃー!

とりあえず、撮ったものは映像特典か、
ディレクターズカットで3時間位のやつ、見せてくださ〜い!