立川談春 映画「忍びの国」噺+らくご
広島アステールプラザ6/20(火)
いってきました。

IMG_3986 (400x399)

入場時、フライヤーをいただきました。
やることが粋だなあ。


少し、内容紹介します・・・
※今から行かれる方は、ぜったい読んじゃダメです。。
※転載厳禁


広島(関係者のいないところ)でしかできない話もあるのでそういうのは一切ツイートしちゃダメ!(笑)
残りの公演が急に中止になるかも・・・なんて笑わしてらっしゃいました。
それほど、ヤバい話はなかったし
できるかぎりメモはして帰ったんですが、
嵐のイベントのように丸々書くのも無粋かなと思うので、智くん周辺のみ、ちょこっと抜粋しておきます。


「忍びの国」噺
相関図や役柄の紹介
談春さんならではの色付けとジョークを飛ばしながら説明してくださって
「忍びの国」の予備知識が全くない主人も楽しかったみたい。

談春さんは、一番ファンの心情に近かった。
落語家だから(映画の)常識がわからないから。
なんでこんなに人が待ってんのに教えてあげないんだろうって
ずっーと思い続けたそうです。
ほんとだよ!
でも、どうすれば1番効果的か、命がけで考えている人がいるんだそう。


中村義洋監督の紹介~
写真:無門の家の前 監督と智くん

「ハクション大魔王みたいのが監督です」
言われてみればそうかも(笑)

写真は監督と智くんが何やら打ち合わせしてるっぽいところなのですが
談春さん曰く
「あんまり、こういうシーンは少ないんです。」
「監督が説明して、智くんが僕はこう思うんだけど・・・みたいなそういうのが、あんまりないの」
「ふたりとも、ぼーーーっとしてるの」
「真剣な目を通わせながら会話するってことが殆どない。だけど、横で見てると、ものすごい監督は大野くんを信頼してるなっていうのと、大野くんもこの監督ならって出たんだろうなって伝わってくるんですね」
「普通の大人の仕事をやってる雰囲気ではない、すごい連帯感を感じましたね。」

大野智くんは・・・・
「お世辞みたいなことも、ご機嫌伺いみたいこともない」
「なんでジャニーズはみんなタメ口なんだろうね」
「ニノと初めてあったときも・・・ (フレンドリーにしゃべるニノの真似) んで、だんだん俺が敬語になってる(笑)」
談春さん当たりが悪かった!(笑)
その二人は、ツートップ(笑)
嵐にも、ちゃんと敬語の人います(笑)

「だだ、ジャニーズはものすごい礼儀正しいですよ。」
「今は挨拶もできないような人多いけどね」


知念侑李は・・・
「敵だから機会は少ないが、2~3度会った」
「おれ、50のオヤジが背筋が伸びるようなきちんとした挨拶をするね。」
「えらいね。子供の頃からジャニーズなんだよ!」
「ちゃんと教えなきゃそんなこたあ覚えるわけがない」
「ジャニーズはなかなか嘗められないぞっていう素晴らしご挨拶をいただきました。」


立ち回り(アクション)について
「時代劇が進化していると思ったのは立ち回りが新しかった」
「舞の要素が入ってた。舞というかどっちかっていうとダンスに近い。時代劇(伝統芸能)が好きな人にとってはそれが受け付けないこともある」
「この映画は、ものすごく自由」
「時代劇的に押さえなきゃいけないところは全く無視してる」
「新しくしていくときに大野智というタレントが、才能が必要だった」
「黒沢明の作品をみたとき全ての人間が諸手をあげて感動したのか?」
「時代によって変わってくんじゃないの?」
「ほぼ吹き替えを使ってないんで」
監督が
『ここは吹き替えだろうと思ったところもあったんだけど気がついてみたらずーっと撮れてしまって、後で編集するときに、確かここは吹き替えだったよなと思って見てると大野くんが出てくる・・・ここ、大野くんがやったんだ・・・ここも亮平くんがやったんだ・・・ ここも満島くんがやったんだ・・・とびっくりすることが沢山あった』って言ってました。
「時代劇があと20年30年続いたとしましょう。そうするとパイオニアになる映画」


待ち時間の話
7月の暑い日、大野、鈴木、満島と一緒に待ち時間にテントの中にいる。
満島くんが撮影の間、残った3人で話しかけるのは自分しかいない。
「落語家の先人のとてつもないエピソードをしゃべるしかない」
5代目三遊亭圓楽師匠の話
「心の思うがままに行動していることが常軌を逸していると人は恐怖をおぼえる」
「立川談志師匠はとっても繊細な狂気だったんです。圓楽師匠はほんとの狂気」
「有名なのは笑点司会、『おなじみ大喜利のコーナー、まずは二問め』って」
「さすがにあの木久扇師匠まで『一問めは?』って『はははは、そうだねえ』」
「これをまずくらわすわけですよ。鈴木亮平、大野智に」
「俺けっこう年とってんだよね。人として年上だから俺の話は聞かなきゃいけないわけ」
なんで聞いてるでしょ、
「まずは二問め」
「大野くんポカーン」

一問目はその週はないんですか?
「意外に、打てば響かなかった・・・」

このあとも園楽師匠の伝説話が続きました。
さすが人間観察のプロ
師匠さん方だけでなく
智くんの口調とか雰囲気とか、すごく似てました。

圓楽師匠がNHK 生放送でとんでもない発言をしたときも
抗議の電話は一本もかかってこなかった。
要は気合いだと落語界は悟った
この話をしたときに
離れた所でパイプイスに座っていた大野智が近づいてきて
ほんと?
それでだいぶ仲良くなったそう。

この話は嘘じゃありませんと
智くんのVTRが流れる
そうすねえ~、お会いするのも初めてだったし
非常に・・
談春さん、『映画とか殆どやんないからさあ』とか言っていて、いざ芝居すると、やっぱすごく迫力がありましたねえ~
空き時間とかでパイプイスつーか丸いイス囲んで他の出演者と話していて、やっぱずっと喋ってますね!気づいたら二時間ぐらいたってて、すごい面白かったっすねえ。
ほんとに接しやすかった・・印象ですね。



満島くんが帰ってきて、「面白い話してたんでしょ」
それでもう一回、園楽師匠の話をしながら、頭の中で次のネタを考えてた。
大野くんは 「え?まだ喋るの?」みたいな顔

満島くんが沖縄出身ということで沖縄ネタを
沖縄では男性器のことを「タニ」というので
谷選手が来たときに県民が湧いたエピソード

それを聞いて、
満嶋くんはイスから転げ落ちてゲラゲラ笑い
「大野君くんも笑っちゃって」
「待ってる間の暑さで人は変になるね」
笑いキノコでも食べたみたいに、ずーっと笑ってた。


大野智の顔
自分は言葉で人に心情を伝えようとする
どんなに言葉をつくしても、伝わらないことがある

『あと先考えずに無茶できるかあ』のシーンの撮影の時
「入ってきたときの空気がね、彼がまとってる空気が違った」
「彼は皆をピリっとさせようなんて全く思ってない」
「自分が無門であり続ける為に、今日一番ベストな無門になる為にはどうすればいいんだろうということを考え、彼の与えられた仕事をする為に、彼はやってきた。」

「彼はそんなこと微塵も思ってないんだけど、自分が無門になろうと思って、ふっと入ってきた時に、やっぱりチームとはいえ色んな人がいる。今日のシーンの為に準備が足りてない、あるいは今日こそ俺の見せ場だと思ってやる気になりすぎてる人・・・・(ベストにしたいが)ベターでしかないときに人は必ず技の引き出しを開こうとする。でも、(大野智は) どう演じるか、どう見せるか、何を伝えるか、全くそういうこと考えてない。何も言わなくて、伝えない。自分の仕事だけをきちんとやろうと思ってる」
「しごく当然なことなんだよね。」
「喋んないからそれが伝わるんだよね。スタッフひとりひとりにまで...」

「とっても有効で、とっても上等で、実は一番難しい伝え方なんだなっていうのを僕は、一回り以上年下の大野智から教わりました。」
「もしかして、この為に神様はこのご縁をくれたのかなって」



スライドショー
「打ち上げでスタッフさんが上映してくれたものをみたときに
これが流せるならこういうイベントが成立するなっと思って。」

映画撮影中にとられた写真
スタッフの皆さん、出演者の皆さん
素敵な笑顔だったり、真剣な眼差しだったり
とても、生き生きした瞬間の連続で。
一枚一枚に感動してしまいました。

最後にスタッフと共演者の集合写真があったんだけど
(席が一番後ろだったのと視力の問題で) あんまりはっきり見えなかったのがとても残念です。

今までの公演の内容と、ニュース記事などでちょこちょこ聞き及んでいたので
同じだなって思うこともあったけど、活字で読むのと
実際に聞くのとでは、印象、というか面白さが全然違いました。

公開前なので、言えない事もたくさんあるんだろうなと思うと
公開後にもう一回やってほしいくらいです(笑)


落語「紺屋高尾」
身分違いの恋の物語、面白かったです。

「寝るかもしれん」などと言っていた主人も
ケタケタ笑ってみていました。
談春さんに、楽しい時間をいただき、感謝でございます。